映画

「バンジージャンプする」(ねたばれあり??)

先週見られなかった韓国映画「バンジージャンプする」を観に梅田ガーデンシネマへ。少しは客足も減ってるだろうと予測したんだけど、今回も「立ち見」になっている。凄い人気だ。まあ、立ち見でもいいや、と中へ。予告編が終わって本編スタート。お、これは…

「サマリア」(ねたばれありますのでご注意下さい)

韓国の鬼才キム・ギドク監督の10作目で、ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀熊賞を受賞している。これまで、キム・ギドクの作品は、暴力描写などがえぐそうだったり、非常に痛々しい映画のようなので、避けてきたのだが、この作品に関しては、や…

「コーヒー&シガレッツ」

ジム・ジャームッシュ監督が、コーヒー&シガレッツをテーマに十年以上に渡って撮ったショートストーリー11本を集めた作品。 これは、私のような特にコーヒーが好きなわけでもなく、また煙草は好きどころか、大嫌い、近くで吸われるのもイヤ!という人間が…

「コンスタンティン」(ねたばれあるかも)

キアヌ・リーブス主演の「コンスタンティン」を梅田ブルクで観てきました。子どもの頃から霊感が強く、悪魔が見えてしまうという恐怖に討ち勝てずに、自殺を図った主人公は、2分で息を吹き返すのですが、その際、地獄の恐ろしさを知ってしまう。カトリック…

「カナリア」に関する覚書

この文章は未完です。自分の忘備録的なものですので、ご容赦を。 映画「カナリア」に関しては、公式HP http://www.shirous.com/canary/index.html をご参照ください。 ストーリーだけ、引用。少年の名は光一、12歳。母に連れられてカルト教団《ニルヴァー…

「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」(ラストに言及しています。)

前作『ブリジット・ジョーンズの日記』で、社会派弁護士、マーク・ダーシーに「そのままの君が好き」と、まるで日本の少女マンガのような、多数の女性が言われてみたいと思っている(?)素敵な言葉をもらって幸せになったブリジット。「そのままの君が好き…

「香港国際警察」(ねたばれあり)

ナビオシネプレックスにてジャッキー・チェンの「香港国際警察」を。ジャッキーの敵役となる犯人グループは、エリート階級の道楽息子たちで、ダニエル・ウーとテレンス・インら若手俳優数名が扮している。ダニエル・ウーは「美少年の恋」のころは、アンディ…

「ボーン・スプレマシー」(上映がとっくに終わった映画の感想)

マット・ディモンが記憶を喪失したCIAのトップエージェント、ジェイソン・ホーンに扮するシリーズ2作目。このシリーズの成功の秘訣は、舞台をヨーロッパに据えた一点にあると思う。勿論、スパイものは、昔から、ヨーロッパを舞台にしてきたものが多いから、…

「レーシング・ストライプス」

「ベイブ」と同じスタッフによる動物調教映画。4月より中一になる女子三人のつきそいで、梅田ピカデリーへ。どの映画を観るか、まかせたらこの作品を選んできた。どうせなら「あずみ2」か、「ローレライ」がよかったのに・・と思いつつ、これを選んでくると…

「きみに読む物語」

1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とともに夏休みを過ごしにこの地にやってきたティーン・エイジャー、アリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、地元の材木工場で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、恋に落ちる。…

「ビューテイフル・デイズ」

【公式HP】】http://www.beautifuldays.jp/ 恋と友情のはざ間で揺れ動く17歳の高校生をせつなくかつさわやかに描く胸キュン、インドネシア産ガールズムービー。詩を書くのが大好きな高校生のチンタ(=インドネシア語で「愛」という意味)は新聞部の仲良し…

「岸辺のふたり」

この作品はオランダのマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督のアニメーション作品で、上映時間はわずか8分。それに二つの短編アニメがついての料金800円のロードショー公開なのだが、この料金が高いかどうかというと、決して高くないといえる。なにしろ、…

「呪怨」

以前、「呪怨」ビデオ鑑賞会に何度も誘われつつ、恐そうだからいや、ってずっと断りつづけ、(そして何より、「二人ゴト」っていう番組で後藤真希さんが、これを見て恐がりまくっていたこともあり〜〜実際の番組は観てなくてそのキャプ画を見ただけですが)…

「犬猫」(ねたばれあります)

ぴあフィルムフェスティバル2001で企画賞を受賞した井口奈己監督の8ミリ作品を井口監督自身が、主演に榎本加奈子と藤田陽子を迎えてセルフリメイクした作品。 榎本扮するヨーコと、藤田扮するスズは、中国へ留学する共通の友人アベチャン(小池栄子)の…

「レイクサイド マーダーケース」

前売りを買ったときに2週間だけの公開というので、他にも一杯見たいのがあったんだけど、これを優先して見に行く。青山真治監督のこの新作は、ちょうど塩田明彦の「黄泉がえり」に位置するものなんだろうかと思っていたら、結構良く出来た作品になっていた。…

「カンフーハッスル」(少しねたばれあり)

今、手元に「空手のスーパースターたち」と題した一冊のスクラップブックがある。このことを書くと歳がばれてやばいのであるが、そのスクラップは、いわゆる「燃えよドラゴン」の公開で一躍火がついたカンフーブームのころの「ロードショー」や「スクリーン…

「インストール」

シネリーブル梅田にて。これが今年の映画はじめとなりました。予告偏が終わって、さあ本編が始まると身構えていたら、角川映画のマークが。そうか、これ角川映画なんだ。その先入観で見るせいか、上戸彩を起用したこの映画が往年の角川アイドル映画とだぶっ…

「ハウルの動く城」(ねたばれありますので注意)

「ハウルの動く城」を面白くみた。まるで子どもに帰ったみたいに、わくわく、わくわくして画面を追い続けた。こんなにドキドキして心から楽しめる映画って久しぶりのような気がする。ヒロイン、ソフィーといつのまにか同化して、ハウルの美しさに心とらわれ…

「僕の彼女を紹介します」

かなりネガな感想ですので、これからご覧になる方や、気に入っていらっしゃる方は、スルーしてください。 超傑作「猟奇的な彼女」の監督クァク・ジョエン、女優チョン・ジヒョンが組んだ新作ということで、物凄く期待してたんですが、シナリオを練る時間があ…

「青い車」

「青い車」っていったら、まずやっぱりスピッツの「君の青い車で海へ行こう〜♪」を思い出す。よしもとよしともの原作コミックも、青い車で海へ行く話しだし。もっとも、原作の方では、リチオが、車の中で小沢健二の「LIFE」をかけてるけど。映画「青い車…

今年見た映画全タイトル

今年見た映画をまとめてみました。現段階で、57本。あと3本は観て60本にしたい。 ●1月 「アイデン&ティティ」(日本) 感想id:chori:20040113 「半落ち」(日本) id:chori:20040115 「ラストサムライ」(米)) id:chori:20040122 「木更津キャッツアイ日…

「お父さんのバックドロップ」(ねたばれあり)

中島らもの小説の映画化作品だそうだが、小説は未読。映画はど派手な色合いの洗濯物がはためくボロアパートから始まる。時代は1980年。「新世界プロレス」の中年プロレスラー、下田牛之助(宇梶剛士)が引越して来たのだった。二階には長い階段が2本の…

「ロード・トゥー・メンフィス」

THE BLUES MOVIE PROJECT(http://www.blues-movie.com/) として製作公開された一本。結局この一本しか見られず(見たのは3週間前の話しです)。 ブルースの聖地として知られるメンフィスのビール・ストリートから巣立っていったブルースマンたち、超大物B…

「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」(ねたばれしてますので、これから観にいくかたは、見ないほうがよいかも))

1939年のニューヨーク・シティー。世界に名を知られた科学者が次々と行方不明になる事件が発生。「次は誰か知っている」という手紙を受け取った新聞記者のポリー(グウィネス・パルトロウ)は、「オズの魔法使い」が上映される映画館で「次は自分だ」と…

「恋の門」

シネリーブル梅田にて。かなりのロングラン上映ですよね。おかげで観ることが出来ました。スピーディーだし、ダイナミックだし、奇抜だし、ぬけぬけとカメオ出演の大竹しのぶらが笑わせてくれるし、音楽の趣味はいいしで、とても楽しい仕上がりになっており…

「オーバードライヴ」(ネタバレアリ)

テアトル梅田にて鑑賞。いきなり、着物を着た女性がラップを奏でる。いわゆるナレーター代わりに数回登場してくるのだが、これが意外といいんである。冒頭の和風ラップでまず、がっちり心つかまれた。で、これは一体誰なのかなと思ったら、元“dream”の阿井莉…

「2046」

三番街シネマで鑑賞。物凄く気に入ってしまいましたが、大絶賛されてるというわけではないみたいですね(というよりはてなでは否定的な意見の方が多いようです)。私的には、今年のNO.1だ!なんて思って、感動にうちふるえて、エンドロール終わってもたてな…

「survive style5+」(ネタバレアリ)

あまり期待はしていなかったのだけど、ここまでつまらないとは。いやいや、期待していなかったというのは嘘になる。だって、キャスティングをみれば、ああ日本映画好きな人が作っているなと思わせるし、予告で観た荒川良々とVINNIE JONESの組み合わせはわく…

「アバウント・シュミット」アバウト・シュミット [DVD]出版社/メーカー: CCRE発売日: 2004/01/10メディア: DVD クリック: 54回この商品を含むブログ (128件) を見る

アレクサンダー・ペイン監督の「アバウト・シュミット」について。 物語は、ジャック・ニコルスン扮するシュミットが定年退職を迎える場面から始まる。その翌日から何もすることが無く、新しい生き方を模索するでもなく、これまで依存してきたごく限られた人…

「珈琲時光」(ねたばれあり)

昨日紹介させてもらった「ジャッピー!」20号には、侯孝賢監督のインタビューもあり。さて、「珈琲時光」、これは、侯孝賢が小津安二郎生誕100年記念として作った小津作品へのオマージュとのこと。以前にも書きましたが、私は後藤(真希)ヲタになる前…