「インディヴィジュアル・プロジェクション」(阿部和重/新潮文庫)

お、おもしろ〜い!もっと難解な小説なのかと思っていたら、非常に小気味のいい、渋谷を舞台にしたアクション小説だった。後半から○○○○ものか、といささか興味がトーンダウンしたが、主人公が逆切れしたり、居直ったり、とんでもないときにカラオケ行きたがったりというはちゃめちゃな記述が突然文中から立ち上がってくるさまが可笑しくてくくくと笑いながら読了。まあ、この小説にしても、後藤真希さんが演じられそうな人物は出てきません。
 さらに映画「ロスト・イン・トランスレーション」を鑑賞。現実逃避にはうってつけのセレクト? 6月30日のごっちん出演「Matthew's Best Hit TV」の予習のため(?)映画のマシュー南を確認してきました(?)。感想はまた今度。