Hello!Project 2007 Winter 〜 エルダークラブ The Celebration 〜(大阪公演昼の部2007年1月13日)

上記のコンサートに行っておりましたので遅まきながらレポ(めいたもの)を。ネタバレしてますのでネタバレ回避のかたは目を通されない方がよいかと思います。


最初は全員が晴れ着姿で登場。「All for one, one for all」は大好きな曲なので早速気分が高まってくる。引き続き全員で後藤さんの3rdアルバムからの曲「来来!幸福」を。おめでたい賑やかなムードに会場がつつまれる。晴れ着を着ているっていうことで日本舞踊風味のふりつけなんかもちょこっとはいったりして面白い感じ。ただし、晴れ着を着ているのでせっかくのダンス曲で派手に動けないというじれったさも。
その後は安倍さんを筆頭に出演者がそれぞれの持ち歌を順番に披露していくという形。勿論何人か入り乱れてのパファーマンスも何曲かあるんだけど、概ね出演者それぞれ、個々の見せ場が順番に用意されているという展開になっている。なんつーか、ハロプロ品評会というか…というのはちょっと違うなぁ・・・文化祭的?(例年行われているハロプロの文化祭ではなく一般的なもの)あるいは“発表会的”というか、そういった印象を受けた。昔のハロコンがこんな形だったらしいけど、自分はいわゆる“カラオケコン”になってからの2005年お正月コンからハロコンに参加しだしたので、そのへんのことはよくわからない。カラオケコンから参加しだした人間としてはそれほどカラオケコンに関しての拒否反応もなかったのだけれど、歌い手が自分の持ち歌を歌っているというのは確かにスムーズに観られて、知らない曲も実際のところたくさんあったのだけれど、それぞれの歌い手が自分の大切な曲を歌っている姿は説得力があって、なにか“発見”みたいな気持ちでじっくり聴く事が(観ることが)出来たように思う。それもただ昔のハロコンの形に戻してというのではなくて、数年間のカラオケコンを経ての試行錯誤があった結果としてのこの形であることが良い結果を生んでいるのかなと思ったりもする。
とまぁ、そんな分析めいたことは実のところどうでもよくて、特に印象に残ったことを記しておくと、まっつーの歌声が圧巻だったということと、雛壇で隣同士のごっちんとなっちが終始楽しそうで、観ていてとても幸せだったということと(まっつーの「メロディーズ」で嬉しそうにフリ真似する二人!)、後藤さんがサイボーグ(!)みたいだったということだろうか。
最後の件に関しては、まじでキャプテンストライダムの「サイボーグ」の歌詞が脳内リピートされるほどだった(アナタはサイボーグ〜〜♪・・・ アナタは最新のモデル〜♪このごろはテレビにも出る〜〜♪)。ダンスの切れがいいという次元ではなくて、なにか早送りしているかのようなスピード感というか、たたずまいからして凶悪な女サイボーグが突如舞台上に現れて駆け巡るかのようなダイナミズムさ!
そんな後藤さんと、あっちゅん、里田、あやか、4人での「ガタメキラ」が物凄くかっこよかった。今回のベストアクトはこれ!いやぁ〜みなさん、新年から本当によいものをみせてくれますなぁ〜〜。


惜しむらくは後藤さんのソロである「ガラスのパンプス」と「SOME BOYS!TOUCH」の振り付けが今ハロコン仕様になっていなかったこと。「ガラスのパンプス」のほうは、里田とあやかがバックでがんばってくれていたけれど、「SOME BOYS! TOUCH」の方にはバックがつかない。尤もこの一人バージョンも決して悪くはなく、ここでも後藤さんのサイボーグぶりは十分に堪能できるのだけれど、でもやっぱり「SOME BOYS! TOUCH」のダンスというのは男性ダンサーさんとごっちんの3人が揃って初めてなりたつダンスであって(いわば仏像でいうところの阿修羅像とか金剛夜叉明王像の如き完成形なのだ!)、ごっちんが一人で踊るのであればまったく別の振り付けを考えてもよかったのではないかなぁ。ごっちんならおお!と思わず声を出してしまうような凄い「SOME BOYS! TOUCH」ハロコンver.ダンスをみせてくれたはずなのだ。