正月読書日記。

chori2007-01-07

お正月はひたすらババぬきをしていた。それもど真剣に。「さぁ、最後の2枚、一枚はジョーカーだよ。君はどちらをひくのかね」「ふ、私がひくのはこちらだ!」「むむ〜!なぜわかった!?」「君の目の動きを読んだのだよ。一瞬ジョーカーに目をやったね」「くっそ〜、無意識にジョーカーを見ていたとは! 次は絶対見ないぞ!さあもう一回だ!!」
とまぁ、こんなふうにお正月らしく百人一首とかでもすればよいのにババぬきをしていたのは元旦に「地獄のババぬき」(上野宣之/宝島社文庫)を家族1が読んだせいだ。本自体を買ってきたのは私なのだが、私は先に北森鴻の「支那そば館の謎」(光文社文庫)を読み始めていたので先に家族1が読むこととなったのだ。物凄い勢いで読み終えた家族1は小説自体は普通の出来だが、猛烈にババぬきがしたくなった、あなたも絶対ババぬきがしたくなるので早く読めという。自分で買ってきておいてなんだが、これが新年早々読むのに相応しいものなのかと首をかしげながらも、とりあえず支那そばを後回しにしてババぬきを読み終えた私の手には既にトランプが握られていた・・・。