映画雑談(第1回)『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』

(出席者:chori=当サイト管理人。 chorisuke=謎のヴェールに包まれている←ごめん、真似した ネタバレしております。ご注意ください。)


chori:まずは私はもろに’80年代のテレビドラマ「スケバン刑事Ⅱ少女鉄火面伝説」にリアルにはまっていた人間なんですけど、今回あややの母親が初代斉藤由貴でよかったなぁ〜と。これが2代目の五代陽子だったら彼女を不幸にしおって、許さんぜよ!と怒りまくっていたと思います。
chorisuke:初代は生死不明状態でドラマが終わったので、あ、やっぱり生きていたのかよかったって感じですが、2代目の方がこんな境遇になってたらなんのために私たちはテレビの前で毎回ヒロインの幸福を心から願ってみていたのかと言いたくなりますからね〜、とまぁ、オールドファンの戯言はそのくらいにしておいて、映画の方はどうでしたか?
chori:普通に面白かったです。少なくともかつての映画版「スケバン刑事Ⅱ」などに比べたら内容も濃かった。なんといっても石川梨華を悪役で使ったというのが全てでしょう。
chorisuke:最初話を聴いた時は、最後にはサキと手を組んで本当の悪と共に戦う役なんだろうなと思ってたんですけど、最後まで悪でした。
chori:廊下をクラスメートたちと歩いてくる学園の女王様的シーンはちょっとぞくぞくっとしましたネ。アメリカの学園物ふうでもあり。
chorisuke:どうせなら「ロード・オブ・ドッグタウン」とか「サーティーン〜あの頃欲しかった愛のこと〜」で、キャサリン・ハードウィック監督が多用した3人の登場人物が前からずんずん胸はって歩いてくる、ああいう撮り方をしてほしかったですね〜。
chori:美勇伝、3人でね〜。
chorisuke:で、せっかくの悪梨華なんですから、もうとことん悪くして、ラスボスにして欲しかったです。最初は公安の一人として正義の顔をしていてサキと協力するようにみせかけて実は、みたいな。
chori:ちょっとあっけない感じでしたね。あと、武器なんですが、梨華ちゃんのヨーヨーは面白かったと思うんですけど、もう少し小物使いがでてきてもよかった。
chorisuke:折鶴とか、ビー玉とかね。
chori:別にオリジナルにこだわる必要はないとは思いますが、ありえない小物武器っていう伝統(?)は踏襲してほしかったなぁという… ベーゴマの岡田唯と茶こしの三好絵梨香とかね。
chorisuke:全然違う話になっちゃうよ(笑)
chori:あとね、あややはよかったですよ。竹内力と親子丼食べるシーンとかなにげによかったです。親子丼が出てきたときその前に出てきた鶏が食べられたのかと思いましたけど、卵だけ使ったみたいで、ほっとしました。
chorisuke:相変わらず鳥好きですね,choriさん。鳥といえば、あの鶏を梨華様のところにもっていけば、簡単に勝てましたね。あややは。
chori:情報不足ですよね。で、マジな話、1番印象に残った場面は、ラスボスが自爆しようとしますよね、普通、次に来るのは、なるべく遠くへ逃げようとする人間の絵だったりするんですけど、その時、サキは一歩前へ出ようとするんですよね。つまり、そのラスボスを助けようとしたってことでしょう? ここに四代目麻宮サキの感情豊かな人間性が現れているというか、ちょっと感動してしまいました。そういう男気っていうのが、あややにあってると思いましたね。

(第二回は某所にて近日公開!)