『今にきっと…In My LIFE』後藤真希TV出演

chori2006-01-30

PJと音楽戦士とハロモニ一週遅れの回と、立て続けにごっちん今にきっと…In My LIFE』のTV出演を観ました。この振り可愛いね〜。この振りをつんく♂ごっちんの目の前でやってみせたのかと思うと、ついつい笑いが・・・。
界隈の評価では賛否分かれているっていう感じですけど、まあまあいいんじゃないのっていう評価の作品より、100点か0点か〜みたいな楽曲の方が絶対面白いわけで、誰がなんと言おうと『今にきっと…In My LIFE』は傑作なのだ! 
「GiRL POP」のVOL78で能地さんがごっちんへのインタビューで“「スクランブル」の続編的なイメージ”と発言されていて、私は咄嗟に恋に憧れていた「スクランブル」の少女がOLになって相も変わらず頼りなげにしている様子を思い浮かべてしまったのだけど、それでも「スクランブル」と決定的に違ってきているのは、この女の子の最終的な目標が「恋」じゃなくて「夢」になってきている部分だ。最近の女性歌手の楽曲で、「恋」とか「愛」とか「あなた」とか「彼氏」といった恋愛に関するキーワードが出てこないというのはある意味凄く珍しく、そこからまた私の思考は保坂和志の『草の上の朝食』という小説に出てくる「よう子」という登場人物にいきあたる。「よう子」は近所の猫たちに餌をやって回るのが日課で他にはこれといって何かをしている子じゃないんだけど、なぜだか周りは彼女に影響を受けてしまう。主人公“ぼく”の話をきいて“ゆみ子”という女性が僕に「よう子」について“恋愛より豊かなものがいっぱいあることを知っている子がいるのね。恋愛が一番なんて思うのは、子ども向けの映画や小説の悪い影響よ”と語ってみせるのだ。そうして、“よう子ちゃんは未来なのよ”と断定してみせる。
こんなふうに一つの楽曲から様々な想いが浮かぶのは、まさにつんく♂の創りだす歌詞が持つ力によるものだろう。『スッピンと涙。』しかり、『今にきっと…In My LIFE』しかり。
ごっちんが、『今にきっと…In My LIFE』で見せてくれる指さしはまさに“未来”を指しているに違いない。きらきらきらきらと輝く幸福感をともなって、きっといろんな決意をこめつつ、まだ見ぬ未来にとびっきりの笑顔で指差してみせる。最高じゃないか!