「後藤真希コンサートツアー2005秋〜はたち〜 」ライブDVD

chori2006-01-20

自分はこのツアーは、初日聖誕祭の昼の部だけにしか参加することが出来なかったので、今回、ライブDVDの発売は物凄く楽しみでありました。初日に参加出来たのは本当に幸運でしたが、その後の成長するごっちん、進化するごまコンの模様を目にすることが出来なかったことにはちょっと心残りがあります。おまけに聖誕祭の際の座席がステージから物凄く遠かったということもあり、ごっちんの衣装など、細かい点は見えなかったので、今回、DVDでそれらを確認するのも楽しみの一つでした。ちなみに聖誕祭の感想はid:chori:20050926をご参照ください。
このライブDVDは10月30日の東京厚生年金会館でのステージが収録されてるんですが、この日のごっちんの調子はすごくよかったらしいということはみなさんのレポで知ってはいたのですが、本当に声がよく出てる! しかも安定していて、安心して聴ける。前前から、ごっちんのライブはこんだけ動いて、これだけ歌えるっていう部分が脅威的だったんですが、今回、これだけ動いてこんなに歌えるのか〜っていうその度合いが更にパワーアップしていて、ごっちんの成長ぶりにまたまた目を見張らされました。
初期のごっちんのライブDVDはせっかくのいいコンサートをカメラアングル等で懲りすぎて、十分伝えきれない部分があったりもしたのですが、今回はそんなに気になる部分もなく、寧ろ、いい感じでごまコンの良さを伝えてくれる仕上がりになっていると思います。でもって、やっぱりDVDならではの、コンサでは絶対観られない(特に今回はステージにスクリーンがなかったので)歌ってる表情のアップがなかなか興味深く、例えば、「19歳のひとり言」で見受けた、高音部分を出すときにちょっと鼻をくいっとこう、しかめるっていうのか、くしゃっとさせるというのか、え〜と観てもらえればわかると思うのですが、そんな表情ってこれまで自分は観たことがなかったのでちょっとした発見って感じだったし、同じく「19歳のひとり言」のフェィクの部分がなんかちょっとがらっぱち風というか、こぶし的ソウルというか(なんじゃそりゃ?)、まあそんな歌いまわしになってる部分もあって、この曲は、FCのファンの集いで披露された時も聴いたのですが、その時とはまた違った感じになってて面白かったです。
「すっぴんと涙。」は、聖誕祭の際にはごっちんが感極まって泣いてしまって、こっちもつられ泣きしてしまって、ラストは固唾を呑んで見守ったっていう感じだったので、その時は、「静寂」っていう部分を私はまったく意識してなかったのですが、後々、この部分が“ため”であって、成功させるためには観客が静かに耳をかたむける必要がある半ばかけ的な演出であることが判明。中々上手く成立しないというレポも読ませていただいてもいたのですが、このDVDにおさめられている見事な静寂、そして、その時のごっちんの表情、終わってからの盛大な拍手にもう、じーん!またしも涙が頬をつたうのでした。
衣装の方も、「シンガポール・トランジット」の時とかめちゃ可愛いですね(「19歳のひとり言」も同じか)。更に、映像を見ていて、「ALL MY LOVE〜22世紀〜」のごっちんが歌い終えたあとにステージに流れる文字っていうのは、鉄橋を渡るALL MY LOVE号だったのですね。ライブ中は何か字が流れているよと思っただけだったんですが(遠くで観たなら寧ろ気がつけよ!っていう感じでしたが)、素敵な演出だったのですね!(笑)
こうして観るとやっぱり素晴らしいライブだったんだな〜と改めて確認。しかもやはり予想通り進化しているし、ラストの「スクランブル」の多幸感はもう言うまでもないでしょう。
とまあ、ざっと、一度ライブを見たことのあるものの観点で書いてみましたが、ごまコンを見てない方もその魅力をダイレクトに伝えるよい仕上がりになっていますので、是非是非機会があればご覧いただきたいな〜と思います。