「19992004―後藤真希クロニクル」(竹書房)


インタビュー形式がよいとか、ごっちんは編集しないで自由に喋らせたほうが面白いってのをよくわかってるとか、一応そんな感想を書いてたのですが、著者の能地さんが、ご自分のサイトでしっかりそのことについて書かれていたので、その辺は省略。さっさと書かないと結局新しいことなんて書けないんだから・・・。DVDマガジンも神のおかげで入手できたというのに、感想書きそびれてるし・・・
さて、さて、「クロニクル」ですが、正直、こんなに字があるものとは思っていなかった。このコンパクトなサイズによくこれだけの字と画をおさめたなあとまず感心。それでいて窮屈な感じはしないし。シングル曲やドラマ、コンサートなどの後藤WORKSを中心に語っているのもいいな〜。作品を育てていくとか、あの頃は歌えなかった物が歌えるようになったとか、ごっちんが一つ一つの作品を本当に大切にしてるのがよくわかる。作品を振り返ることで、今、現在のごっちんの成長がムクムクと立ち上がって見えてくるし。あと、一見、放談にみえつつ、実にまとを得た表現がいくつか見られて面白かった。たとえば、「手を握って歩きたい」の後藤さんが恐かった件とか(笑)。ごっちんが「やんパパ」を好きだと言ってるのも嬉しかった。ファンの間ではなかったことになっているようなドラマなんだけど、結構、心理描写など丁寧な部分もあって、もうちょっと評価されてもいいと思う。
とまあ、「99の後藤真希」でも、そうだったんだけど、この本を読むと、とにかく後藤真希について、語りだしたくなってしまう。この発言についてはこうだよ、とか、この時自分はこう思ってたよとか、なんだか、とことん饒舌になってしまうようなそんな感じがする。