「EYESCREAM誌対談 阿部和重×角田光代

近所の本屋に「EYESCREAM」の5月号が入荷していた。先月の阿部さん×ごっちん対談の時は、この店は、一冊もこの雑誌を置いてなかったのに、今回は、5冊ほども入荷している。前回は、梅田の紀伊国屋まで行って、そこでも一冊しかなくて、探すの苦労したのに、なんなんだ。置くなら毎月置いておくれ。さて、今回は、阿部さんは直木賞受賞作家、角田光代さんと対談している。先日、本棚の整理をしていたら、「文藝別冊’90年代J-文学マップ」というものがみつかって、阿部さんはその筆頭として取り上げられていた。当時、自分は、鈴木清剛が好きでこれを残していたのも、彼の短編「雲消滅飛行機」が掲載されていたせいなのだが、このころは、阿部さんの著作にはまるだなんて思ってもよらなかったなあ。で、この本には、角田光代さんも取り上げられていて、彼女も当時は純文学の人という認識だった。で、今回の対談だけど、意外なことにこの二人は、今回の受賞の記者会見が初対面だったらしい。その割には話は盛り上がって楽しい対談になっているんだけど、阿部さんが、角田さんの「対岸の彼方」を絶賛しているのに対して、「(角田サンが)『グランドフィナーレ』を読んでいないので話しづらいんですけど(笑)」「今日帰って読みます」「いいよ、読まなくても(笑)」と、角田さんも「グランドフィナーレ」を読んでないことが判明。み、みんな、「グランドフィナーレ」をちゃんと読もうね!(という私も未だ読めてません、だって、「シンセミア」が・・・)。