「ハロモニ」(1月30日)

リニューアルのデート企画。1時間ごっちんほとんど登場で幸せなひとときを過ごさせていただきました。見所はたくさんあったのですが、とりわけ印象的だったのが、射的のシーン。いきなり見事にブツを打ち落としてみせるごっちん。いきなり一発でというところが素敵すぎ。アテネオリンピックで、BSで放送されていた射撃の競技を当時私、じ〜と見ていたんですけど、選手が順番で空中に舞い上がる対象物2つをうちおとしていくというもので、ごっちんこの競技に出てもこの腕前なら結構いいとこいけるんじゃないかと思ってしまいました。そんなごっちんが物凄く誇らしい。先日の「MUSIC FAIR」のフラフープといい、こういうことは本当に器用。で、次のような言葉を思い出す。
“ジャン=ポール(・ベルモンド)が映画の中でやったアクションシーンは、全部ジャン・=リュックのほうが上手でした。もちろん、昔のことですけど。とにかく彼は高くジャンプもできるし、水泳も上手だし、スキーもうまかったですよ。その上、彼には、すごい筋肉の持ち主ではないのですが、異常なくらいに力を出す才能があったんです。何かを成し遂げようとする気持ちが強い人は皆そうでしょう。・・・・・彼が俳優たちにいつも要求していたことは、小道具を器用に扱うこととか、同時に台詞を言うこととか、タバコに火を点けることとか、丸太の上を歩くことでした。つまり、生活の中でやっているように、沢山のことをやることです。彼は不器用な俳優には我慢できなかったようです。いつもこう言っていました。『あなたは稽古が十分ではない』”
アンナ・カリーナが語るジャン・リュック・ゴダール 阿部和重著「アメリカの夜」より孫引き)
これは映画「気狂いピエロ」の撮影時のエピソードのようですが、後藤真希こそ、ゴダール映画のヒロインにふさわしいと思ってしまいます。あの射的シーンだけで、オリンッピック選手後藤真希ゴダールのヒロイン後藤真希まで想像を飛躍させてしまうのは、我ながら凄まじいと思いますが・・・・。で、まあその一方で、大変不器用な面ももちあわせている彼女。まあ、このあたりも、前述の「アメリカの夜」における「秋分の日」的なものへの考察にはなしを広げていきたくなる誘惑にかられるわけですが、さすがにそれは止めておきます。「アメリカの夜」についての感想はまた後日。ちなみにゴダール映画のヒロインであり、ミューズであったアンナ・カリーナも9月23日生まれ。