山下敦弘監督の「ばかのハコ船」を鑑賞。劇場でも見てます。
冒頭の東京から故郷に帰ってきた2人がスクリーンの左隅にいて、右っかわにぐねりと続く道路がうつっているショットがあるんだけど、この道路の中央分離線がなんともいえないとぼけた感じに微妙〜にカーブしているのを観て、もうそこでこれはいいかもとひきこまれてしまう。
アカルイミライ」の記憶も新しい笹野高史や、木野花は勿論のこと、ほとんど無名の俳優達の演技と存在感が素晴らしくて、主演の二人はいうまでもなく、尾崎役の山本剛史のぶつぶつ意味の無い独り言を言うところとか、友人の家で所在無く立っている様の可笑しみが、なんとなくだけど、滅茶苦茶いい!ラストは凄すぎるよ、ナンナンダよ、コレ・・・。