「水曜プレミア 世界最恐JホラーSP日本のこわい夜」

ちょっと、前に放送されたドラマ(恐怖もののオムニバス)ですが、結構面白かったので簡単に触れておきます。「リング」などで知られる一瀬隆重プロューサーによるJホラーシアター第1弾「感染」「予言」の公開が始まっていますが、まあそれのテレビを使った壮大な予告編というところでしょうか。前日、「世にも奇妙な物語」の中の一話に、蒼井優と、西島秀俊が出るというのでとても期待していたのですが、特に面白いホンでもなく、テレビじゃこの人たち使っても面白いものはできないのかとがっかりしたばかりだったせいか、全5話とイントロダクション、みなそれぞれ面白く感じました。期待していた「呪怨」の清水崇監督の「金髪怪談」は、まんま「呪怨」を金髪でやりたかっただけという作品でしたが・・・。最初、このラインナップを見たときは、黒沢清はないのか〜と思ったのですが、まあ今回「感染」「予言」の落合正幸がメインだったところをみると、黒沢監督作品がJホラーシアターでかかるときは、黒沢監督がメインの「こわい夜」が作られるのか!? 意外といったら失礼だが、一番面白かったのは、中村義洋の「くも女」。都市伝説のうさんくささがよく出ていて気持ち悪かったです。ちなみに中村監督のフィルモグラフィーを見てたら懐かしい映画の名前が。「Rainbow」(1999年)の助監督をされています。監督は熊澤尚人というかたなんですが、この作品は、当時の有望なインディーズミュージシャンをPRするためのプロモーションビデオ的な映画だったと記憶します。この作品で初めて「GOING UNDER GROUND」を知ったのでした。