エドガー賞

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040430k0000e040032000c.html
桐野夏生の「OUT」英語版(講談社インターナショナル)が賞を逃したというニュースをNHKの一時のニュースで知る。最優秀長編賞には英国のイアン・ランキンの「甦(よみがえ)る男」(早川書房)に決まったそうだ。この作品は未読だけど、イアン・ランキンは翻訳された最初の2冊は読んでいて、力作だし、社会派だし、アウトローの刑事がかっこよくて読み応えはあるんだけど、なにか古臭い感じがして、いまいちのめり込めなかった。イギリス物は現代ものよりも、古き良き時代のミステリーの方がよっぽど新しいきらきらした魅力に溢れてると思う。正直、現代ものに関しては、今の日本のエンターティンメント小説は遥かに上をいってると思うよ。