「エースをねらえ!」

結局、冬ドラでまともに見ているのはこの一本だけになってしまった。このドラマ、第一回目は、「少林サッカー」を真似たちゃっちいCGが試合のシーンにつかわれていたり、上級生による岡ひろみいびりが、靴に画鋲、ラケットがずたずたに、という原作にはない大映テレビ的描写だったり(このことは、上戸彩ファンのSさんから教えてもらった。私は原作読んでません)、うーん、ちょっとしんどいかなあと思いながら見ていたんだけど、試合のシーンがだんだんと見られるようになって、先週あたりから“才能ある人の宿命”というドラマのテーマがはっきりしてきて、非常に面白くなってきた。以前に書いたハロー!プロジェクトラジオドラマVOL.2の「ラジオフレンズ」に出てきたセリフ“世の中には、自分の力で空を飛べる人と、空を飛ぶ人を追いかける人がいて、自分の力で空を飛べる人には、羽が傷ついて飛べなくなるまで空をとばなければいけない責任があるのだ”というのを思い出した。今回は、その才能ある=自分の力で飛べる人の恋愛が描かれていて、藤堂先輩との握手シーンにいたるまでなかなか見ごたえがあり感心させられた。アイドルに恋愛ご法度というのにどこか通じるな(?) ただ、まだ大部うまくなってきたとはいえ、上戸さんのフォームがおかしい。へんなくせがついてるというか。プロ野球のキャンプをみにいって、新人選手にいらんアドバイスをしたがる元プロ野球選手のような気分になるのだよ。見ていて。まあ、その変則フォームが強さの原因なのかもしれないが。その上戸さんだが、あの一部だけ短い前髪になってから、どうもしっくりこなかったのだけど、ちょっと髪が伸びてきて、かわいさが戻ってきた。 あと心配なのは、長い原作を9話に詰め込もうとしすぎて、最後はしょってしまわないかということだ。無理に完結させないで、好評のようだし、パート2に残せばいいのでは? まあ、原作も「2」があるみたいだから、無理に残す必要もないんだけど(原作読みたい!)。