「スタジオボイス」2月号 特集:映画を見る方法〜今最も正しい映画コラム110本!

を購入。この雑誌の映画特集はいつも面白いんだけど、今回はとくに私がもっとも信頼している書き手の一人である長谷川町蔵さんが大活躍なのでいつも以上に内容濃いものになっている。これまで、2000年代の映画作家の特集をやった時なんかでも、全部長谷川氏に書いてもらえばいいのにと思っていたので、この抜擢は嬉しいのだ。で、その特集の中で、「17才旅立ちのふたり」について言及されていた箇所があったので、引用しておこう。といってもこれを書いた人は、長谷川氏でなく篠崎真紀という確か、イラストレーターで、本格的な映画評を書く方である。
“しかし、誰にとって有効なのかまったくわからないアイドル映画も存在する。『17才旅立ちのふたり』だ。監督は澤井信一郎、主演もモー娘。石川梨華藤本美貴。これがとんでもない代物だった(いい意味で)。澤井お得意のめっちゃ暗い話に、多忙の中、訳もわからず演技するモー娘。のふたり。映画館にぱらぱらといたモー娘ファンは何を思ったろう。こういう化学反応があるからアイドル映画はおもしろい。”
 この部分だけだと良くわからないかもしれないけれど、一応誉めてあります。試写会でタダで映画見ながらろくな批評も書かない批評家が多い中、ちゃんと映画館に足を運んでいるところに感心。そういう当たり前のことが出来てない人が多すぎるから。 あの〜それで、「青春ばかちん料理塾」は観てもらえたんでしょうか・・・?