「マトリックスレボリューションズ」

↑の駄文にお付き合いくださって申し訳ありません。ところでごっちんは「マトリックス」は観たんだろうか?
一部では、戦争映画といわれているように、どうしてもシリーズものは、「今度は戦争だ」の道を歩んでしまうところがある。ただし、「ターミネーター2」のように、映画自体が現実の戦争のようになってしまって、ヒロインに笑う事も許さないような代物はかんべんしていただきたい。その点、この「レボリューションズ」はザイオンでの戦闘シーンも、シューティングゲームとかわらないようなリアルさのなさである。ゲームは全然やらない私だが、とりあえず、少しは練習しておこうかなんて思ってしまった。ザイオン自体、“マトリックス”に対する現実世界というより、「リローデッド」で観た時に「モスラ」の世界を想像させた代物だから、もうなんだか「レボリューションズ」では、現実もマトリックスも区別のつかないものになってしまっている。
 一方、「リローデッド」では、ザイオンを救うドアではなく、トリニティーを救うドアを選んだネオが、「レボリューションズ」では、自らを犠牲にして世界を救おうとする展開になっていく。この場面を見ながらMr.Childrenの「HERO」の“例えば誰か一人の命とひきかえに世界を救えるとして、僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ”というフレーズがなぜか頭の中で繰り返されていた。
 まあ、全体的には、やっぱり「1」は面白かったよななのだが、それでもかっこいシーンは一杯あって、香港映画から多分タランティーノが「レザボオ・ドッグ」でいただいてやったのが初めてなのかなと思うのだけれど、幾人ものの人物が、銃を突きつけあうシーンだとか、トリニティーが、改札を飛び越えて(回転して?)いくシーンなどにしびれた!