特製「春の歌」CD

特製「冬の歌」につぐ(id:chori:20060208)、春の歌を集めたコンピレーションアルバムを作ってみました(読むだけ無駄な役に立たない解説つき)。

(1)春間近/HARCO
(2)ABERGELE NEXT TIME /THE PALE FOUNTAINS
(3)Happy Like a Honeybee/ フリッパーズ・ギター
(4)三国駅/aiko
(5)桜リトルダンド/orangenoise shortcut featuring 櫛引彩香
(6)はつ恋/久石譲
(7)クローバー/CECIL
(8)五月病/キリンジ
(9)KNIFE EDGE CARESS/フリッパーズ・ギター
(10)Good Day Afternoon/Chappie
(11)BABY!恋にKNOCK OUT!/プッチモニ
(12)春の嵐/bonobos
(13)愛のCoda/キリンジ
(14)あじさい通り/スピッツ
(15)思うことはいつも/GOMES THE HITMAN

chori:今日は「メルトダウン*1のchorisukeさんに来ていただきました〜。
chorisuke:こんにちは〜。
chori:早速はじめたいと思います。今回も洋楽は(2)だけなんですが〜、ペイル・ファウンテンズの1stアルバム「Pacific Street」からで、今回、歌詞カードとか見てたら、やたら太陽の光とか、ほかほか〜とした温かみのある曲が多いんで、びっくりしました。
夏でもノースマリンドライブみたいに、寒々としてるのが、イギリスっていうイメージがあるんで〜、あれが夏の歌なのか、確信はないんですけど。でもイギリスの人は夏でもTシャツの上にコート着てますからね。
chorisuke:この「ABERGELE NEXT TIME 」は3月の出会いっていうふうな歌詞が出てくるので、春の歌と限定しやすいんですけど、アルバム全体が、長い冬が終わって、やっと光が〜みたいな歓びに溢れた感じの作りになってますよね。
chori:で、(3)と(4)ですが、卒業に関する歌で〜、「三国駅*2は、直接歌詞に季節感はないんですけど、PVに卒業式の場面が出てきてたので、勝手にいれました。そもそもですね、私、春って嫌いなんですよね。
chorisuke:どうしてですか?
chori:だって、ほら〜、別れの季節じゃないですか〜、環境が変わることも多いし、なんか眠いし〜
chorisuke:新しい出会いがあるといっても、徐々に馴染んでくるわけですからね〜、実際、(8)とか、(9)とか、(13)とか、(14)とか、ちょっとこう、気持ちがどど〜んとうつむき加減っていう曲も多いですよね〜。
chori:(8)はタイトルは「五月病」なんですけど、堀込泰行氏らしい童謡っぽい(??)明るいメロディーですけどね。
さて、(5)ですが、これは、そこいらの「さくらソング」なるものを蹴散らしてしまうような超名曲です。今回のハイライトといってもいい!
orangenoise shortcutは、フリッパーズ・ギターのトリビュート盤に参加していてネオ渋谷系ともいわれてるみたいですけど、とにかくちょっと80年代を彷彿させるメロディアスな躍動感溢れる楽曲で、爽快にポップなんです!
chorisuke:一方同じさくらソングとして(6)を選んでみたんですが、これは篠原哲雄監督、田中麗奈主演の同名映画のテーマ曲でして、私、この映画が大好きなんですね。で、ラスト近くに桜の下で、主役の田中さん一家が家族3人で記念撮影をするところがあって、3人がじっとこちらを向いてしばらくたっているシーンがあるんです。で、その時間、確実に3人と、見ている私たち観客が見つめあう場面があって、その瞬間がちょっと息を呑むように美しいというか、非常に印象的なんですよ〜。この久石譲の楽曲は、時々、TVのドキュメント番組とかでも流れてたりするので、多分聴いたことある人は多いと思います。
chori:(7)のCECIL。この曲がはいっているのは、「CINEMA SCOPE」というアルバムなんですが、アルバム全体が、春色に染まった感じで、爽やかで素直な楽曲が並んでおります。
chorisuke:(8)と(13)はキリンジですが。
chori:キリンジは「車と女」なんかも春の歌ですよ。彼らの曲は風景描写が凄いですよね。歌詞なんて、そこいらの新人小説家よりも豊かな表現ですもん。
chorisuke:「牡牛座ラプソディ」はどうでしょう?
chori:私、星座は牡牛座なんです。
chorisuke:奇遇ですねー!私もですよ。
chori:また一つ年をとってしまいますね、とほほほ… もしや5月10日*3ですか?
chorisuke:いえ、残念ながら。そうそう、確か志田未来ちゃんが5月10日生まれなんですよ。
chori:さすが良い日に生まれてますね〜。5月10日つながりで、ちょっと飛びまして、(11)はハロプロから一つと思って、即座にこれをチョイスしてみました。
chorisuke:で、最後の曲に飛んでしまいますが〜、これはGOMES THE HITMANの「cobblestone」というアルバムにはいってるんですが、その一つ前に「春のスケッチ」っていう曲がはいってて、こっちを入れようかなと思ったんですけど、この「思うことはいつも」は、春に環境が変わって、だんたんとその新しい環境にも慣れてきたよ、という日常を歌った歌なので、季節的には初夏ぐらいなんでしょうけど、ちょっと物寂しい春もなんとかやってこられたみたいなこの楽曲で締めくくりたいと思います。
chori:というわけで次回「夏の歌」編をお楽しみに〜
chorisuke: まだやるのか……(ボソッ)

*1:http://d.hatena.ne.jp/chorisuke/

*2:PVは、aikoさんが卒業された中学校と高校の名前が合体した「東宮原川高校」という名前の高校が舞台となっていました。

*3:ヲタ的に“ごとーの日”として知られている