「課外授業ようこそ先輩」(NHK2月15日放送)

再放送ですね。今回は嘉門達夫が母校を訪問。彼の指導のもと、子供たちが、日常の何気ない出来事や情景に目をやって、ほんとうに笑える文章を作り上げていく様子が非常に面白かった。嘉門達夫といえば、今から約20年前に「夕やけニャンニャン」の裏番組で関西ローカルの「夕ごはんまだ?」という番組に出ていたときのことを思い出す。シュビビンのコーナーというのがあって、彼が、シュビビンシュビビンと言ったら、言われた人もシュビビンシュビビンと言い返すだけのコーナーなのだが、これが滅茶苦茶面白くて、大勢の子どもが彼の後について、シュビビンシュビビンと行進していく様子は、見ていて、ハーメルンの笛吹きを想起させた。子どもって、大人がうまく導いてやれば、根は素直なんだから、おもいがけない力を発揮するものだというのをたまにしか見ないけど、この「課外授業」でいつも思わされる。だから、学力低下云々論争もいいけど、せっかく盛り込んだ「総合的学習の時間」を充実させるために、この番組でも見て、文部科学省のえらいさんや、教育委員会や、現場の先生は勉強するように希望します。