「2003年に発表されたなかで忘れられない映画」(はてなダイアリークラブ)

12月31日の日記に2003年に封切られた洋画のベスト10をやったのだが、邦画のほうがまだだったので、どうせなら、はてなダイアリークラブに参加させてもらうほうが面白そうなので参加いたします。
新作邦画は23本観ました。
ジョゼと虎と魚たち ②ばかのハコ船 ③ロボコン ④さよならクロ ⑤映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード  ⑥アカルイミライ ⑦踊る大捜査線THE MOVIE2 ⑧座頭市 ⑨青の炎、 ⑩ラヴァーズ・キッス ⑩あずみ
(⑩位は2作品です。)
①脚本と演出と役者が絶妙にかみ合い、みずみずしさと人生の機微に溢れた傑作。②大阪芸大出身の山下敦弘監督の第二作。人を喰ったすっとぼけかたに笑わされ、しんみりさせられ、ラストは驚愕のあまりずっこけた。す、すごすぎる〜! ③観終わった時の爽快感は間違いなく今年のNo.1。④動物ものは撮影のため、動物に麻酔を打つことがあるらしいけど、絶対麻酔は使わないと臨んだ松岡監督の優しさが全編に溢れている。ジョゼでも共演した妻夫木聡新井浩文がここでは親友かつ恋のライバル役を演じている。⑤なぜか世界中を敵にまわすはめになった野原一家は“家族で一緒に焼肉を食べたい”一心で敵に立ち向う。圧倒的な迫力とバカらしさの中、いつもの家族愛に泣かされる! いいよ、映画版クレヨンしんちゃんは!⑥こっちはすっかりオトナになってしまったので、ラストで高校生たちが歩いていく先にアカルイミライがあるのかなんてさっぱりわからない。でも完全なオトナになったわけではないので(でなきゃ、未だにこんなに映画を追いかけてばかりいるわけがない)、なんか無償に胸にグッとくるものがあって、私は黒沢で泣いてしまった。⑦前作を遥かに越えた面白さ。子どもからオトナまで幅広い層を楽しませる手腕はお見事! ⑧途中でだれてくるところはあるけれど、一瞬の殺陣の緊張感とラストのダンスが最高!⑨二宮くんがガレージを開けた時に眼前に広がる緑が眩しい。学校の教室の中央にぽつねんと欠席者の机があることからくる不安感だとか、渡り廊下の使い方の面白さとか印象的な場面が一杯。勿論主演ふたりの存在感も圧倒的。⑩「ラヴァーズ・キッス」→心が通じ合う一組の男女より、男→男、女→女に片想いしている人物たちが愛しい。市川実日子の制服姿、いいなあ。「あずみ」→ザッツエンターティンメント! 上戸彩は見事にあずみを演じきった!