「レコードコレクターズ03」

特集は“UK NEW WAVE”だあ〜! 映画「ドニー・ダーコ」で、エコー&ザ・バニーメンがかかったり、「ルールズ・オブ・アトラクション」でも80年代から90年にかけての楽曲がばんばん流れたりして、一度ちゃんとUK NEW WAVEを聴きなおして見たいと思っていた矢先の特集。高橋健太郎氏が“あんなにレコードを買うのが面白かった時期はない、と書くと、ちょっと筆が滑った感じもするが、少なくとも、新譜に関してはそうだ。ジャケットで買う。ネーミングで買う。見知らぬもの、何が聞こえてくるか分からないものを買う。そういうハンティングの姿勢が身についたのはニュー・ウエーブの頃”と書いていたり、大鷹俊一氏が、“かっての「ニューミュージック・マガジン」だってパンクそのものは、クールな紹介ぶりだったし、レコード店も、今のように大型店があるわけじゃないから輸入盤なんてものはごく一部のお店にしか入らず、国内発売も向こうの動きをダイレクトに伝えるものとはとても言えなかった。ある意味では、だから面白かったという部分は否定できない。”と書いてるのをみて、そうそうそうと思わず首を縦にふってしまった。とにかく今みたいに、ネットで一発でいろんな情報がはいってくるという時代じゃなかったから、全て手探り、次から次へと出てくる新譜を探しに、神戸の三宮の輸入盤専門店にいりびたったりしたものだ。もっとも、学生の身だったから、そんなにお金があるわけではないので、とにかく名も知れぬNEW WAVEの新譜がどさっと入荷する元町の「アップル」っていうレンタルレコードショップに毎日のように通い、3枚借りたら、2日間借りれるってんで、毎回3枚借りて、返しに行ったら、せっかくだからとまた借りて、そんなに一杯いっぺんに借りても全部をちゃんと聴けるわけもなく、バイトでためたお金はどんどん消えるし、カセットテープに録音して聴かないで終わるものも多数という、あほなことをやっていた80年代前半。実家に戻ったらそのままLPとか残ってるんだけど、ステレオは壊れたまま修理もされてないし、きくことができなかったんだけど、なんと、“UKニュー・ウェイヴ・ルネッサンス2004”という凄い企画が始まるらしい。オルダード・イメージが、ヘアカット100が、チャイナ・クライシスが、エコー&ザ・バニーメンが、ひー、私を破産させるつもりですか〜!とりあえず、3月24日に出るエコー&ザ・バニーメンの三枚は欲しい!
 映画「1980」を観たこともあって、今すっかり、80年代回顧モードです「1980」最高に面白かった! そういえば、ごっちんのミュージカルも時代設定がたしか、’87年なのだよね。