後浦なつみ

久々に笑いのツボにはいったというか、発表から数日たった今でも、この文字をみると笑ってしまう自分がいます。
しかも、センチュリーランドさんに掲載されていた
>●ハロプロ、新ユニット結成!ライバルはマツケン
ハロー!プロジェクトの主要メンバー、後藤真希(18)、安倍なつみ(23)、松浦亜弥(18)の3人が23日、都内で期間限定新ユニットの結成発表会を行った。ユニット名は「後浦なつみ(のちうらなつみ)」とそれぞれの名前を組み合わせたもの。シングル「LOVE LIKE CRAZY」で10月6日にデビューする。つんく♂(35)の掲げる「普段出来ないことをやろう」をテーマに、3人は、前髪がV字型のおかっぱ頭に、それぞれ発色のいい黄色、オレンジ、緑のワンピース姿で登場。「セクシーでダンサブル」がテーマの新曲は「ラップが入ってたり、パワーを感じる曲」と安倍がPR。気になる振り付けについても松浦が「お尻がポイントです」とセクシーさをアピール。「腰使いがポイントの『マツケンサンバ』がライバルのように思えますが」との質問に後藤は、右手の拳を握り締め「マツケンサンバには負けません!!」と意気込んだ。
という記事の最後のところで思わず吹き出す。ごっちん・・・、って、そんなのほんとうにやるわけないじゃん。実際、翌日の芸能ニュースを見る限り、なっちは、ライバル?っと首をかしげ、ごっちんは、しきりに「マツケンサンバ」のCDを持ってることをアピールしていただけで(おそらくお母さんが買ったんだろ)、ま、確かに「負けません」とは言ってましたが、あの会見をこういうふうにまとめる記者をある意味リスペクトしてしまいます。ギャグにはギャグを。このユニットを語るには、この遊んじゃったる!精神が最も必要なんじゃないでしょうかね。
で、そんなことを思いつつ、id:kowagariさんを覗いたら、“最年少はてなダイアリーユーザーの”という記述があって、何歳なんだろうと思ってみたら、「2歳」とあったので、2歳!、なにかそれがツボにはまってしまって、これまた内容もみずにとても失礼で申し訳ないのですが、受けてしまいました。ああそういえば、昔、CS放送の「キッズ・チャンネル」かなんかで、史上最年少の美少女戦士みたいな感じで、2歳の女の子が登場して、ものすごく強い敵に「ピ」というだけで倒してしまうというドラマ(?)があったのを思い出して、また受けるという、ハイテンション状態になってしまいました。これもみんな「後浦なつみ」症候群の賜物と思われます。この夏は持病の「過換気症候群(過呼吸)」に悩まされていますが、「後浦なつみ」症候群まで加わって、やばい!?

メモ的映画館日記

忘れてしまわないうちにメモメモ。
●8月○日「マインド・ゲーム」 心斎橋パラダイススクエア
水曜日はレディスデイということで、劇場の前はおばさんたちで一杯。どうも初回は、売り切れたみたいで、2回目のチケットを求める人の列が出来ている。
といってもみんな「誰も知らない」を見に来た人たちで、本日自分が観に来たのはもうひとつのアニメ「マインド・ゲーム」のほう。こちらは、がらがら。
ロビン西の隠れた名作(筆者未読)を「アニマトリックス」のSTUDIO4℃が、劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズのアニメーター湯浅政明に持ちかけ映画化。これが、めっちゃくちゃ面白い! 平成版「ピノキオ」? 実写との融合をとりいれるなど、結構、実験的でありながら、それが鼻につくこともなく、とびっきり熱いエネルギーに満ちた生命感溢れる傑作。超お薦め!
●8月○日「誰も知らない」 心斎橋パラダイススクエア
今回は、「誰も知らない」を観るためにやってきた。平日なのにほぼ満員。映画のほうはといえば、いや〜、素晴らしい!! 是枝裕和監督の最高傑作で、自分的には本年度No.1作品だ。これまでの是枝監督の作品は、「コンセプチュアルアート」的なところがあったんだけど、今回は過去にやってきた試みが見事に花開いたという感じ。7月だったかにNHKのスタジオパークに是枝監督が出演した回を書き起こししたいと思っているので、そのうちやります。
 一階で、「インディーズTシャツ展」というのをやっていて、これが面白かった。「磯野家炎上」というTシャツがあって、「サザエさん」のエンディングにみんなが入っていく家があるでしょ? その家が炎の中に描かれていて、そこから、人が逃げていく絵が小さく書き込まれている。こういうの好きだなあ。
●8月○日 「華氏911」ナビオシネプレックス
阪急梅田駅を出て、ナビオシネプレックスに向かう途中で、“ホームレスの仕事を作り自立を応援する”雑誌「THE BIG ISSUE JAPAN」11号を買う。今回のは面白いぞ。“書くという仕事〜世界を拓く7人の若い作家たち”と題して、柴崎友香乙一、長島有、多田容子、三浦しをん阿部和重平野啓一郎のインタビューが掲載されている。こういう特集はどんどんやってほしい。町で売ってる方をみかけたら、是非どうぞ。200円。
さて、ナビオシネプレックスにつくと、平日のなんの特典もない日なのに、人人人人! ポケモン目当ての家族連れと、「華氏911」目当ての年配の人(50代以上に見える方々が圧倒的に多い)という普段映画館に足を運ばない人が来ているせいか?
 私も先日、新聞販売店のかたから、「華氏911」の割り引き券をもらったんだけど、そういう観客が多いんだろうな。でも結局それ持ってくるの忘れてるし…。1800円払ったし…。劇場に入るとBGMで、Go-GO'sの「Vacation」がかかっていたのだが、この曲、映画の中で絶妙な使われ方をしております。
 マイケル・ムーア監督の前作「ボウリング・フォー・コロンバイン」は、コロンバイン高校の生徒による銃乱射事件から、アメリカの銃社会をみつめ、その原因を解明していくさまが滅茶苦茶面白いドキュメンタリー映画だったが、今回は、ジョージ・ブッシュと、弱者を犠牲にし、営利を貪るアメリカ社会の仕組み、イラク戦争への疑惑を貴重な映像の数々を見事に編集して描いてみせる。「ボウリング〜」でもマイケル・ムーア自身が登場するシーン(乱射事件で身障者になった青年たちを連れて、銃を売っているスーパーマーケットに乗り込んでいくところなどなど)が面白かったが、今回も彼が政治家たちのところにおたくのご子息を軍隊に入れてイラクへ派遣しようと、軍隊のパンフレットを渡すところが最高に痛快だった(いつも思うんですよね。若い人や自衛隊を戦場にいかせたいんだったら、政治家のまず身内からってね)。