「モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏 〜サンキュー My Dearest〜 」@新歌舞伎座(大阪) 8月18日昼の部


新歌舞伎座。入り口に10年隊の看板も出てたけど、うまく撮れなかった。


モーニング娘。も今年で結成10周年を迎えるわけですが、なにかやったほうがいいんですかね〜?」
「まぁ、10年ってことであまりさわぎすぎるのも大人気ないというかね〜。こちらとしては20年、30年を考えてるんで。あんまりそういうのを商売にするのもやらしいでしょ。といって、何もしないのもね〜」
なんていう会話がなされていたのではないかと想像されるような、一体、売る気があるのかないのか、力入れてるのか、いれてないのか、そのへんがさっぱり見えてこない「モーニング娘。誕生10年記念隊」。なんかいまいち楽曲も心ひかれないしなぁ、なんて、頭の中で思っていたのだけれども、いざ、5人がテレビで歌っているのをみると、その楽曲が何倍も何十倍も輝いてくるから、この人たちの持つ力というのは底知れない。
そんなだから、この記念隊のコンサートも、歌って踊る彼女たちを前に、机上の空論などすっかりふっとばされてしまうのだった。
10年といっても、メンバーによって、それぞれの年数、それぞれの歴史がある。それはファンも同じことで、私などは、5期メンが入った時から、どどどどどどと凄い勢いで、マジヲタになっていったのだけれども、それはまさに「Mr Moonlight -愛のビッグバンド 」でなちごまが笑顔でハイタッチをしているのを見た瞬間から始まっっていて、今回、なっちとごっちんが、二人のMCで、前日の夜にホテルでいつもと違う風体の互いを見て、すれ違いざま、「あなた誰?」「あなたこそ誰?」なんて言葉を交わしたと暴露していて、こんななちごまが、今また観られる、それが物凄く嬉しい。
ごっちんにかんしては、最初こそ、体調のほうは?と気がかりだったけれど、いつのまにやらそんな心配はかき消えて安心して見ていられた。限界まで自分自身を追い込んでいくようなソロコンとはまた違い、のびのびと、仲間と一緒に楽しむ姿の彼女もやっぱ、いいなぁ。なんだかなぁ、面白みのない曲だなぁとしか思えなかった「シークレット」も、百倍くらいよい曲に聞えた。
一人のMCでは、今年はせみが多いのではという話で始まり、


( ´ Д `) せみが、仰向けになって倒れてたの。死んでる! 埋葬してあげなくちゃと思って、近くにいったら、まだちょっと動いていて、はっぱにのっけて、手に直接持つのはこわいからね、はっぱにのせて、木にのせてあげたんだけど、やっぱりなんか、こうまた落ちてしまうような、毎日暑いからせみも夏バテ?


みたいな話をして、オチは?オチは? またこの子はオチのない話をと爆笑してしまった。せみは、ひっくり返っている時はパニックになっていることが多くて、そのままほっておくと死んでしまうので、必ず木にのせてあげてください、後藤真希の豆知識でした、みたいな流れには絶対ならないのであった。まぁ、そのかわり、皆さんも夏バテには気をつけよう、みたいなところに話を持っていってはいたけど。
なっちのMCが、まるで法事の時のお坊さんの訓話みたいに完璧にまとまっていて、それをなっちスマイルで明るく説得力を持って話すというプロ技的のものであるのとは実に対象的なのだった。
でも、ごっちん、仲間だよ、仲間、私も今年、ひっくり返っているせみを3匹ほど木にのせたよ。葉っぱで、でなくて素手だったけど。

コンサ後はせっかくなんばに来たんだから、と「北極」でアイスキャンデーを大量購入。ごっちんも食べたら絶対気に入ると思うのだが。

なぜか志賀直哉の「暗夜行路」をよみふけっていたせいで、日中ライブを見逃した。ショックだ。
長年続けてきたこの日記だけれど、この日記自体に多少飽きてきた。ページを開くことも少なくなって、コメントいただいているのに気付かず、レスも遅れてごめんなさい。
といっても後藤ヲタとしては現役で(のつもりで)、新曲も初回盤と通常版、どちらもちゃんとフラゲした。いつもなら買った段階でもう全部歌えるくらい曲に精通していたりもするのだけど、今回はずっと我慢してCD音源で初めて聴いて見る事にしたのだったが。
なんつー凡庸な曲なの、というのが正直な感想。つんく♂にしたらたくさんの作品の一つとして、こういうのもあってもええでしょう的な出し方なのだと思うけど、後藤さんにとったら大事な持ち歌の一曲になるわけだから、もう少し仕事人として完ぺき主義者になってほしいわ〜つんく♂さんと思ってしまうのであった。
とはいえ、いつものごとく、何度も繰り返し聴いていたら、メロディーも好きに・・・はなれそうにないけど、ごっちんの声の世界にぐんぐん引きずり込まれて、とろとろと溶けてしまいそうなくらい、後藤さんの歌世界にはまってしまっていた。映画で例えれば、ストーリーとかテーマは平凡で退屈きわまりないのに、女優さんがきらきらきらきら眩しくて、彼女を観てるだけで、幸せ感でいっぱいになって、その一挙手一投足に目を奪われるようなそんな感じ。何もかもが平均水準で出来てるものよりも心に残る、そんな作品として「シークレット」は記憶されるのだった。映画を映画以外で語るのは駄目と昔えらい先生が言われたが、音楽を映画で語ってみても別にいいよね。


さて、そんなわけで、もうすぐ後藤さんが大活躍する(はずの) 劇団シニア グラフィティ第4回公演昭和歌謡シアター横須賀ストーリー』の公演が始まるわけだけども、残念ながら私は行けそうにない。
この春にはもしかしたら家族が一人東京在住になるかも、で、なんだかんだ理由をつけて、東京へ行って、後藤さん関連のイベントに行くのじゃと秘かにたくらんでいたのだが、結局、地元に残ることになったので、秘かな野望も空しく潰え。その上、なんの因果か、5月の5,6日に東京ディズニーランドに行くはめになってしまい、4月の終わりに東京に出て行くのは到底無理なのであった。は〜〜、ゴールデンウイーク最後の日なんてどんだけ混むのっていうね。ディズニーランドに行く時間と費用があれば本心をいえば、渋谷シネマヴェーラで「最終兵器・鈴木則文降臨!」特集がみたいのねん。
http://www.cinemavera.com/schedule.html
この中で観たことあるのって、「忍者武芸帖 百三太夫」と「吼えろ鉄拳」だけだわ。「伊賀野カバ丸」も観たような気がするが・・・

いや、それよりも抜け出してこっちへ行くという手もあるな(笑)
http://www.bayfm.co.jp/info/index.html#dokidoki

ともあれ、時間の許すかたは、シニアグラフィティーに行って、レポでさらに(行けない)私をへこませてくださいませ。

劇団シニアグラフィティ旗揚げ公演のDVDを観て第四回公演「横須賀ストーリー」に想いをはせる。

十年記念隊シングルV発売にあわせて、小春を主人公にした朝家(あさけ)五姉妹物語を想像、妄想していたのだが、なんだかんだで更新しそこなっているうちに時期を逸したようです。ははははは。小春というとわたしなんぞは陳小春(チャン・シウチョン)を真っ先に思い出すわけですが。
実は十年記念隊のシングルVも後藤さんの「G−emotion」も発売日に買うだけ買ってまだみることが出来ていません(涙)。なんだかんだで小ぜわしい日々を送っていて、すっかりハロプロの情報にも疎くなってしまってます。そんな中で唯一観たものが、これ!
2006劇団シニアグラフィティ旗揚げ公演「昭和歌謡シアター終着駅」のDVD。このお芝居は確か発表当時、ごっちんが出演するというようなガセネタが某チャンであったりして、私は頼むからやめてちょうだいなどと思っていたものでした。この企画自体面白そうなものに思えないし、そんなものに出演する時間があればもっと他の仕事をして欲しいなどと勝手なことを考えていたほどです。
ですが、このDVDを貸していただく機会があり、観てみるとこれが思いのほか面白かったのでした。
時は昭和40年代。「終着駅」というショーパブがありました。そこでは若者たちが未来のスターを目指して切磋琢磨しておりました。しかし、そのショーパブも時代の波におされて姿を消し、閉店してから25年。かつて「終着駅」で働いていた人々のもとに一通の手紙が届きます。それは山根啓子という歌がとても上手だった女性からの同窓会の誘いの手紙でした。
物語は現代と昭和40年代をいったりきたりしながら進行します。昭和40年代の部分は人々の追想という形で描かれるのですが、そこにまだしかけが少しあって、稲葉のあっちゅんが現代の方のお店(スナック「終着駅」)のウエイトレスをしているのですが(そして彼女だけが昔の関係者ではない)、未来や過去が見えたり行き来できたりという不思議な力を持っているというものです。そういう面をもたせることで過去と現在が交錯する様子をスムーズにさせ、うまく舞台をまわしていくのです。
さて、同窓会という形で過去の知人たちが集まってくるのですが、やがてそれは過去の懺悔大会へと進行していきます。柴ちゃん扮する歌手志望だった女性は自分自身の進路がうまくいかないいらいらのあまり、啓子さんに届いた採用通知を破いてしまったという過去がありました。柴ちゃんはこの勝気なちょっと黒い役の女性を堂々と演じており、なかなかよかったです。25年後の中年女性の雰囲気もうまく出していたといえましょう。
啓子さんは既になくなっており、手紙を書いたのは啓子さんの娘さんでした。母がこの「終着駅」でどのような青春時代を送ったのかをしりたかったというのです。懺悔大会は続きます。そのへんの展開を見ていたら、最近読んだ「夜の来訪者」(プリーストリー作・安藤貞雄 訳・岩波文庫)を思い出さずにはいられなくなってしまいました。
この「夜の来訪者」は戯曲で映画化もされている有名な作品です。ある裕福な家庭に刑事と名乗る男がやってきます。そして一人の女性が悲惨な死に方をしたことを告げ、家族一人ひとりを告発していくというストーリーです。それぞれがしたことは一つ一つをあげれば大きな罪ではないのかもしれませんが、それが重なっていくことで一人の女性を死にいたらしめることがあるという物語でした。
そんな作品が浮かんできてしまったこともあり、おいおい、君たち、ひどいじゃないの、と思ってみていると、啓子さんの娘さんは天使のような人でそれでも母は幸せだったと思います、と懺悔する人々に語ってみせるのです。どうも最後の方は時間の関係でばたばたとはしょってしまった感がありありで、私が啓子さんの娘なら寧ろ落ち込むよなぁと多少納得できない部分があったのですがそれもラストを見てちょっと考えが変わったのでした。
過去のショーをもう一度再現してみせたショーパブ「終着駅」の面々は、それぞれの人生を背負いながらまたそれぞれの道に戻っていきます。そして最後にマスターは「啓子ちゃん、歌ってよ。“終着駅”を」といい、最後に啓子さんとその娘に扮した石原詢子が「終着駅」というヒット歌謡曲を歌って幕が閉じます(最後まで書いちゃったよ)。
で、私は思ったのでした。この最後に歌ったのは、啓子さんの面影のある娘さんではなくて啓子さん自身ではなかったのかと。そうなると娘と名乗っていた女性は最初から故・啓子さんではなかったのかと。そうした想像をかきたてるのは過去と未来を行き来できる女性として稲葉あっちゅんというキャラクターが設定されているがゆえです。
いわばこの舞台は過去と未来が思い出以外にもどこかでつながっていて、死者である啓子さんが今を生きている人々の自責の念をやわらげるためにやってきたのかもしれない、などとそんなことまで考えてしまったのでした。
まぁ、これはいささか考えすぎなのかもしれませんが、いずれにせよ、この舞台、歌あり、笑いあり、涙あり、ダンスあり、ダサさきわまる部分もあり、と十分楽しめるものであり、ここに後藤さんが出ていたらファンとしては十分すぎるくらいに楽しいものだろうなと思えてきたのでした。
そう、4月にごっちんがこの劇団シニアグラフィティ公演に出演するのです! 先だってのメロンさんとのハロ☆プロオンステージ!に行けなかったことに私は非常に悔しい思いをしましたが、このグラフィティに関してはまぁこれはいいか、(どっちにしろ東京公演だけなので見られないことに変わりはないので)ある意味気楽に見送れるなと思っていたのです。でも今は観たくてたまりません。なんせ今回後藤さんは主役だそうですし、思えば、私の後藤真希現場初体験はミュージカル「けんとメリーのメリケン粉オンステージ」だったのです! で、後藤さんが意外と昭和40年代が似合うことをもう既に我々は知っている!
ああ、観に行きたい! でも無理、ああ観に行きたい! でも到底無理である、ああ〜〜〜観に行きたい! ああ〜〜〜〜とまたまた「Rockですよ!」と同じ状態になっている今日この頃です。
物理的に行けそうな方は是非行くといいと思うの。

●2007 劇団シニア グラフィティ第4回公演昭和歌謡シアター横須賀ストーリー

時代は昭和・・・
漫才コンビ『サンセットボーイズ』の早瀬には双子の女の子の赤ちゃんがいた。
しかし、妻が亡くなり男手ひとつで二人の子供を育てていくのは無理だと途方に暮れた。
そして相方の坂崎に泣きつき双子の妹だけでも引き取ってくれと頼み込む。
その上坂崎の名義で借金してしまった事を告白する。
あきれ返る坂崎は一人の子供と借金を引き受ける事を了承し、その代わりコンビは解消し、芸能界から足を洗うことを告げる。
その後、成長した双子の姉は人気歌手になり、そして妹は・・・?

昭和の芸能界を舞台に親子の絆を描く、笑いと涙のエンターテイメントコメディ。
後藤真希が双子の女の子の二役を演じ座長をつとめる。
http://www.gekidan-online.com/news/33.php

うわっ! 面白そう…

『吉澤ひとみに心を贈ろう』サプライズ企画

というような企画が進行していますので当サイトでも遅ればせながらご紹介させていただきます。

2007年5月6日にモーニング娘。を卒業する吉澤ひとみさんに一人一人の気持ちを届けたい
一人一人の力は小さくともたくさん集まれば大きな力となります。
あなたの想いをSSAに届けてみませんか?
皆さんのご参加をお待ちしています。
*サイトより抜粋

http://yoshizawa070506.web.fc2.com/index.htm

吉澤ひとみに心を贈ろう』サプライズ企画
只今は『花企画』を進行中です

簡単に箇条書きします(詳しいことはサイトやトピックをご覧下さい)
・誰推しでも参加可能です。他推しな方歓迎です!
・今回の企画に支援などされた全員の方の名簿を作成致します
・作成された名簿は「吉澤ひとみ」さん本人へ届ける意向です
・1口最低額1000円〜ということで。現時点で上限はつけていません
・1000円を何人かで出してもかまいません。例:2人で500円づつなど
・メッセージの有無は自由とします

興味があるかたは是非是非一度サイトを覗いてみてください!!

ここにもイライラが一人。

勿論、例のオンステとかいうのが原因ですよ。ごっちん&メロンさんが素晴らしいパファーマンスをみせているらしく、評判も上々となるとこれは非常に素晴らしいことで喜んではいるんですが。


東京とか! 一生のお願いは去年のシークレットライブのときに使ってしまったよ!(一生のお願いは一生に何度もあるとアドバイスもいただきましたが)
その上、2月の終わりに某用事で東京に行くことになっていて、一月に2度も東京に行けるはずもなく。オンステは行けないけど、六本木ヒルズ行くもんね。森美術館よるもんね。わ〜い、わ〜い、いいだろー
そんな私はこの「休暇届け」を放置して、別のはてなダイアリーをせっせと更新していました。夜中に眠気をこらえて更新して、翌日リンク元をみると、たった一つしか記載されてないような、1日に1〜3人しか来てくれないようなサイト。そっちの方が自分には向いているような気がする。そこで書いてる内容は「本」とか「映画」とか「コーヒー」とか、「京都」というのもカテゴリーの一つで、先日京都市東山区本町の“東福寺”に行ってきた。そう、私は禅寺を訪ね、このいらいらのもとを絶ち、ハロプロのハの字も思い出せなくなるような無の境地に達し、煩悩から解き放たれるのだ!
方丈庭園の市松模様の北庭に、特別公開の塔頭「龍吟庵」の一面白砂敷きの庭に自分自身を溶け込ませるのだ〜〜
だが、東福寺塔頭の一つ「霊雲院」を訪ねた時、私は見た。こ、これは・・・!

バ、バラライカ・・・バララライカ〜♪
なぜこんなところに!*1


しかも、先日、国道176号線沿いを自転車でえっちらおっちら走っていると

こ、これは・・・
いつからあったのか、こんな店、これまで目にもはいっていなかったが、うーむ、恐るべし、月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)!


ふっ、どうやら私にはハロプロからの解脱は無理なようだ。
決してオンステが見られなくても私にはまだするべきことが残っているようだ。そうだ、もうなにやら、すっかり過去の遺物のようになりかけているモーニング娘。誕生10年記念隊「僕らが生きる MY ASIA」を今一度きちんと評価すべきではないのか〜!
(つづかない)

*1:東福寺日露戦争中、ロシア人の捕虜収容所にもなった経歴があり、ここ霊雲院にロシア人手作りの楽器が保存、公開されている。

マヤちんさん(id:mayachin)さんよりバトンをいただきました。ありがとうございます! ってことで回答させてもらいます!!
【第165代目進化バトン】
※気に入らない質問を一つ削除して、新しい質問を一つ加えてください。進化バトン[○代目]の数字をカウントアップさせて下さい。


●テンション上げるために聴く歌は?
あげるためにというか、聴いたらテンションあがらずにいられない歌といえばというふうに勝手に解釈して、
後藤真希スクランブル」
ドナルド・バード「GHANA」


●個人的に薦める漫画作品
西炯子の「STAY」シリーズ(小学館fsコミックス)。鹿児島の県立高校の演劇部に所属する少女たちの姿をオムニバス形式で綴った作品で、とりわけ鹿児島ラサールを想起させるエリート高校生の佐藤敦志と山王みちるとの関係を描いた「お手々つないで」「少年」がお薦めです。この佐藤敦志のようなビジュアル的にもキャラクター的にもごくごくフツーの少年というのは近頃の少女マンガ系ではほとんどみかけないような気がします。そのフツーのところが非常によいのです。


●最近自分の中で流行ってること

京都のお寺めぐり。去年、プライスコレクションを観る→近世絵画にはまる→近世絵画の障壁画を目当てに京都の寺をめぐる→寺そのものにはまる という経路をたどりまして、今大ブーム中です。


●一番最後に見た映画は?

あるいは裏切りという名の犬」というフランス映画。フレンチ・ノワールの再来とかいう評価だったので行ったのですが、どちらかというとフランス映画のアメリカ化、香港化を強く感じた映画でした。ジェラール・ドパルデュー演ずるところの人物があまりにもアホじゃないの?? 主役のダニエル・オートゥイユの役どころはまぁよかったけれども。


●「いま(こっそり)注目している若手俳優 or 女優は?」

夏帆:早く「天然コケッコー」が公開されないかなぁ〜。それにしても可愛いなぁ〜〜♪
多部未華子:この人の名前があったら見たいと思わせる数少ない女優さんの一人。テレビ大阪で土曜深夜に放送されていた「魁!セレソンデラックス」もこの人目当てでずっと録画してたけど、最後の方は録画し損ねてしまった。まーちゃんとジョディーは最後どうなったの??


●「2006年で一番好きなドラマは?」
白夜行」です。原作とまったく違った作り方をしながら、原作の持ち味を損ねることなく最後の最後まで目がはなせない展開に息を呑みました。未だに思い出すと涙が・・・。最近、原作があるドラマは、原作に物凄く忠実な作り方をしているのが多いように思いますが、イメージを損なわないという点ではいいのですが、あまりに一緒でドラマにする必要があるの?と思ってしまったりすることがあります。で、肝心な(とまぁ自分が勝手に思ってる)シーンをはぶかれるとなんだよって感じで気持ちが萎えます。
その点、「白夜行」は見事でした。


●「これから公開になる映画で今一番楽しみな作品は?」
なんつってもジョニー・トーの「エレクション」なんですが!! 聴くところによると東京の方であまりヒットしていないとか。大阪ではテアトル梅田での上映が決まってるようだけど、へたするとレイトショーに回されてしまうのではないかと心配で夜も眠れません(レイトショーだと観に行けないので)。シネリーブル梅田で公開されたジョニー・トーの「イエスタデイ、ワンスモア」も「ブレイキング・ニュース」も結局レイト公開だったので未だに観れてないし。


●消す質問

OUT いや、とくに消さなくても(バトンの趣旨とちがうけど)
IN ●「今かかってる(聴いてる)音楽は?」
「The Best Of The James Taylor Quartet HAMMOND-OLOGY」
2枚組なのに1000円ちょっとで売ってたので買ったんですが、フュージョンなんですかね?これ。かっこよいです。


●無責任にバトンを5人にばらまいてください
まわしてみたい人はいるんですが、今回はここに置かせてもらいますんで、興味のある方は拾ってってください。

ツイニツイニ・・・

いつでもどこでも、すべてのところにつながる可能性があるというのは、身も蓋もなさすぎる。あまりに直截的すぎて、携帯電話はじつは人と人とのコミュニケーションにはさほど適してないのだ。そのため、今や携帯は電話ではなく、メールのやりとりが主体になってしまっている。
便利にはなった。しかし人間関係が豊かになったわけではない。
あらためて、機械の進歩は、生活を便利にするだけであって、人を幸せにするとはかぎらないということがわかる。
[中略]
携帯電話は僕たちが思っている以上に大きな存在になってしまっている。
鉄道、と同じレベルの文化的インパクトがあるとおもう。
鉄道の出現がもたらした影響はとてつもなく大きい。
いま、鉄道がない状態は想像しにくい。地下鉄もJRも、新幹線も東急東横線都電荒川線もない状態。四ツ谷から新橋に行くのも歩くしかなく、高田馬場から京都へ行くにも歩くしかない状態。誰も想像できないと思う。でも百三十年前の人は、みんなそうしていたのだ。向こうから見れば、こちらの世界が便利だけど異常な世界である。ちなみに四ツ谷から新橋は四十五分で歩けるし、高田馬場から京都までは急げば十二日で着ける。僕はそうだった。鉄道がなくったって、人は別にふつうに生きていける。大正生まれの人は、天正生まれの人よりも生涯に移動した総距離は長いだろうが、だからといって幸せだったとはいえない。
ただ、誰一人として、鉄道を廃止して、そんな時代に帰りたいなどとはおもっていない。
携帯も同じだ。
便利にはなった。でもいくつかのものを失った。そして僕たちはもうその時間をもとに戻すことはできないのだ。
〔「若者殺しの時代」(堀井憲一郎/講談社現代新書)〕

ずっと私が携帯電話を所有してこなかったのは、別に上記のような現状に抵抗していたからというわけではない。上記の文章はただ単に引用したかったからちょっと引用してみただけであった。ははは。ではどうして携帯を持たないのかというと、使っても使わなくても基本料金というものがかかるらしい、それを支払うのがもったいない、というのと、外出中に家族から電話がかかってくるのがイヤッ!という2つの理由があってのこと。携帯などなければないで別に不自由でもない。本当に用事のある人は家庭の電話機のほうにかけてくるし、大概メールでことがすむし、主な外出先での公衆電話の位置をきちんと把握しておけば外出先からの電話だって別に困ることはない。
ところが、先日、家族が私の携帯を購入してきたのだ。家族全員が持っているのに私だけが持っていないというのを不憫に感じたのか、どちらかとういうと積極的に持ちたがってなかったのだがその姿を虚勢と感じたのか、やはり連絡の際、不便を感じていたのか、とにかく私のところにも携帯というものがやってきてしまったのだった。
確かにあればあったで便利ではある。けれど、今はまるで初めて鉄道を前にして乗り方がわからず、右往左往している大正時代の人みたいな状態で、ちっとも便利とは感じない。まったく変換というものをしていない返信文を送って笑われている始末である。
しかも慣れていないせいとあまり必要性を感じていないせいで、ついつい携帯するのを忘れるので、小言を言われてしまう。なんだか前より怒られる回数が増えただけのような感じがするのは気のせいだろうか?


待ちうけ↓

「・・・・・画像あげよか?」と言われたが当分これでいきます。